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海の色、海の幸が音になる街

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音楽家の仕事で

想念や瞑想の世界を一番使っているのは、

多分私たち指揮者だと思う。


楽器がないから

思念の中で音楽を作って、

それを現実の世界に、

しかも想念の世界とは違う

はっきりした形にして表現する。


今リハーサル真っ只中だけど、

頭の中に残った

その日のリハーサルでの音楽の残像や響きは、

夜通し自分の中で反芻される。


それがブラシュアップされて、

翌日のリハーサルで改善されていく。


何とも不思議なプロセスだと

今頃気づいて、ちょっと嬉しい。(^^)


昨日までのリハーサルは

ドビュッシーの交響詩「海」がメイン。

思った通りオーケストラの色は

地元、地中海の世界。



そこいらのトラットリアに入ると決まって

前菜の盛り合わせとして出て来る

タコや海老、牡蠣やマグロ。


その色が見事な海や空の青さと重なって

音になっている感覚。


オーケストラのリハーサルをしていくと

この前菜の盛り合わせに使われた素材に


自分はシチリアのレモンとオリーブオイルを

サッとかけてパクっといきたい、

そんな気分。


ドビュッシーがビビッドな感じ。

マネはよくローマの風景を描いていたけど

ドビュッシーだって

嫌々ながら3年ローマに住んだワケ。


そりゃあ、影響受けるはず。

今回私たちをイタリアと結びつけるのは

カンタータ「選ばれた乙女」の存在。


ローマ賞を学校で受賞した若きドビュッシーが

あのボルゲーゼ宮殿に住んで

後にパリで完成した名曲。


昨日オーケストラの反応は

「ワーグナーみたい」という言葉がちらほら。


ワクワクしてるみたい。

トランペットは5人が必要で

ローマのサンタ・チェチーリアから

助っ人参戦。


やる気満々の劇場みたい。


そうそう、昨日から

ソリストのヴァレーリア・エスポージトさんと

懐かしい2000年くらいにフェラーラで行われた

クラウディオ・アッバード指揮の

「ファルスタッフ」の話に花が咲いた。


私もイタリア、結構長くなって

ちょっと不思議な感じ。

こんなもんかなぁ。


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Kayoko Emoto

村中さんこんばんは。

私は文章も苦手で書けませんが、村中さんの話は大好きです。
人は経験に寄って進化して行くし、それに寄って気が付かなかったことに気づき、その気付きが更に進化して行きます。
イタリアを楽しんで下さい。ご活躍お祈りしています。
江本
by Kayoko Emoto (2018-02-09 21:06) 

mu-ran

江本さん。
真正面から読んでくださる
江本さんの姿勢に
こちらこそ気付きを頂いています。
心からありがとうございます、です。
by mu-ran (2018-03-01 21:34) 

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